ラインケン 『「結婚の話はやめて」による変奏曲』
夏休みに入ってからの方が忙しい。今年はいろいろとイレギュラーですので仕方ありませんね。
さて、そんな時は仕事をしながら音楽を聴きます。いや、音楽をしながら仕事をする…かな。BGMにはやはりバロック音楽が一番。もともと、そういう音楽ですし。
今日流していたのがこれ。ドイツバロック音楽の巨匠、ラインケン。
ラインケンの合奏曲集はずいぶん演奏しました。かなり好きな作曲家です。ブクステフーデとラインケン、この二人はバッハがいなければ間違いなく音楽の教科書に載ったことでしょう。
仕事をしながら心に残ったのは、「Partite diverse sopra l’Aria “Schweiget mir von Weiber nehmen」です。この「結婚の話はやめて」という俗謡をテーマにした変奏曲、なんか懐かしさを感じさせますね。
冒頭のコード進行が(ハ長調で言うと)C→G→Am→Fという「LET IT BE」進行(実はこれはあんまりない)。つまり、クラシックとフォークの折衷的、中間的な進行なんですよね。
この前のフィッシャー同様に、バッハほど複雑ではなく、シンプルに、しかしとてもセンスよく変奏されていきますね。BGMには最高です。
ちなみにこの「結婚の話はやめて」は当時かなり有名だったらしく、フローベルガーも変奏曲を書いています。こっちもいいですね〜。
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