« オンライン(遠隔)授業の楽しみと新たな学び | トップページ | ラッシャー木村さん没後10年 »

2020.05.23

追悼 木村花選手

 しすぎる。最も注目していた女子プロレスラーの一人、木村花選手がお亡くなりになりました。まだ22歳。悲しすぎる。

 お母さんの木村響子さんの現役時代から、花さんの存在は知っていました。彼女が本格デビューして、その「花」のあるキャラクターと確かなプロレス技術を高く評価していました。

 特に昨年始まったジュリア選手との抗争は、本当に久々に世界に通用する魅力的なコンテンツだと感じていただけに、本当に残念です。

 恋愛リアリティショーは見たことがありません。それはリアルといいながらフィクションだったと言います。それはプロレスも同じです。しかし、その楽しみ方が違いすぎます。プロレスはヒールに対しても愛をもって接します(昔は違いましたが)。

 それはその業界、運営側の次元が違うということです。「今だけ、金だけ、自分だけ」なのか、長期的に役者、選手、タレントを活かそうとするのか。

 もちろん、死んだらダメ!とも言いたい…いや、学校でのいじめ問題と一緒で、そう言っても絶対に解決しない。「いじめられている人の気持ちになってみろ」もダメ。なぜなら、相手の気持ちがわかるから、つまり相手が傷ついているからこそいじめるわけでしょう。

 私も「いじめる種」「いじめられる種」を持っているので、とても他人事としては語れません。そういう意識があるからこそ、誰かを批判したい

時、誰かを変えたい時は、必ずその人と仲良くなるようにしています。極端な話に聞こえると思いますが、総理にも言いたいことがたくさんあるので、だから近づいて仲良くしているのです。聞く耳を持ってもらうためです。

 花選手の命と引き換えに、私たちの心の次元が上がり、SNSに象徴される「むき出しの野性」世界が変わることを祈ります。私はそういう人たちにこそ、彼女のプロレスと、そして彼女のライバルたち、それらを包むファンのあり方を見てもらいたいと思います。

 昨年末の、花選手とジュリア選手の「愛と敬意の溢れる」試合をご覧ください。心よりご冥福をお祈りします。

 

|

« オンライン(遠隔)授業の楽しみと新たな学び | トップページ | ラッシャー木村さん没後10年 »

スポーツ」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

芸能・アイドル」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« オンライン(遠隔)授業の楽しみと新たな学び | トップページ | ラッシャー木村さん没後10年 »