『ユダヤ人大富豪の教え』 本田健 (だいわ文庫)
幸せな金持ちになる17の秘訣
昨日のジーン・シモンズからの流れです。ジーン・シモンズはユダヤ人大富豪ですからね。
今日、この本を長女にプレゼントしました。長女、ここのところ「カネがほしい!」と叫んでばかりいるので(笑)、まずは「カネ」じゃなくて「おカネ」と言いなさいとアドバイスしました。
そしてこの本を買ってやったわけです。
先に言っておきますが、私はこの本に書かれていることの全てに同意するものではありません。というか、根本的におカネに興味がないし、おカネに縛られない未来の経済を知っているので、ここに語られていることは全て古臭いことだと思っています。
私は、「人類はおカネによって修行させられている」という考え方です。人類共通の欲望、煩悩が、インターネットによってさらにグローバルになり、ビットコインのように抽象化されていく過程の中で、どれだけ私たちがその「虚しさ」に気づくことができるのか。
実は、そうした修行のシステムを作ったのがユダヤ人なのです。いわゆるユダヤ国際金融資本とかいうと、なんだか陰謀論めいてきますが、そうではなくて、もっと高い次元から見ますと、人類の意識の進化のための方便だということに気づくのです。
ここに語られている大富豪の教えは、そうしたシステムの中ではかなり高度な精神性や意識を伴うものです。しかし、それがゴールではありません。
我が家ではいきなり、その先の仏教経済(利他・知足・布施など)の話をしていますので、たぶん娘は理解できていないのでしょう。なにしろ、私もそれに気づいたのは40歳を過ぎてからのことでしたから。
私自身もこの本にもっと早く出会っていたら、その先の世界にももっと早くアクセスできたのでしょう。そんな思いから、今がチャンスと長女に読ませているわけです。
長女もかなり刺激を受けているようです。珍しく「なるほど〜」と言いながら読んでいます。よしよし、作戦成功。まずは、今のおカネのシステムの中でどう次元を上げるか。
「幸せな金持ち」というのが実在するのか。ジーン・シモンズはどうなのでしょう。「幸せ」と「金持ち」はどういう関係があるのでしょう。仏教経済的にいえば、その両者は永遠にイコールで結ばれません。
金持ち王子がったお釈迦様は、それに気づいて出家したわけですから。
Amazon ユダヤ人大富豪の教え
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