三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実
ほとんど家を出なかったゴールデンウィーク。なんだかせわしなく、あっという間に終わってしまった感じです。
特に今日は、明日以降の幼稚園と中高の方針を決めたり、いろいろなことの微調整をしたり。
そんな中、BGM(?)で聴いたのがこれ。現実的な仕事の背景にしてしまうのは失礼なのかもしれませんが、私にとっての三島と全共闘の戦いは、(いい意味で)プロレスであって、現実的に没入するべき世界ではないのです。メタの視点からとらえないと、その未来的本質はつかめません。
そう、現実的に入り込んでしまうと、その過去性のおかげで、単なる羨望や憧憬の対象になってしまうんですよね。いいなあって。
未来的にはちっとも良くないのに、いいなあと思ってしまうという危険。そいつに若い頃はずいぶんやられましたから(笑)。
これはプロレスであり、演劇であり、文学です。だから映画になったのです(コロナ禍のおかげで見にいけていせまん)。
昨日の「花筐」と同じです。歴史が文学になり映画になり芸術になる。大いに結構ではないですか。戦争の反対語は平和ではなく「芸術」ですので。ぜひメタメタにしてやってください。
見ればわかります。双方見事にレッスルしてるじゃないですか。だのにこの翌年、三島は死んでしまった。彼にとってはそれがかっこいい結末だったのかもしれませんが、自分で死んじゃったらダメですよ。かっこ悪い(個人的な感想です)。
いみじくも仲小路彰は三島を評して「あの人は音楽が分からない」と言ったとか。
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