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2020.05.30

教育用テレカン(遠隔授業)ツールの開発を!

Th_img_6286 が校でも分散登校が始まりました。

 ウチは独自の「ハイブリッド授業」で、生徒の安全と学習機会の保証をしています。

 簡単に言えば、クラスの半数が登校し授業を受け、その授業をZoomで残り半数の家庭に中継し、結果としてリアルタイムに直接、間接的に全員が同じ授業を受けるというシステムです。

 この休校期間中、特に若い先生方を中心にいろいろなチャレンジをし、また生徒やご家庭の協力を得て、なんとかこの態勢が整いました。

 上の写真は、あるクラスでの「ハイブリッド授業」の様子です。黒板の左側にはプロジェクターで家庭にいる生徒たちの顔が映し出されいます。これで一応全員の姿が教室に存在するということになりますね。

 このシステムは想像以上にうまく機能するのですが、実は大きな問題点があります。このシステムというか、いわゆる「遠隔授業」全般に関する問題点ですね。テレカン(テレビ会議)の問題点。

 それはデータ通信量が莫大であるということです。だいたい1分20MBくらい、すなわち1時限の授業でだいたい800MB〜1GBのデータが行き来するのです。

 学校の方はともかくも、家庭での通信環境によっては、これは非常に負担が大きい。Wi-Fi環境のない家庭もけっこうありますし、そうすると生徒のスマホのセルラー回線を使うことになり、契約プランによってはすぐに通信制限を招いてしまうことになります。

 各キャリアが特別措置として、たとえば学生は50GBまで無料で提供したりしていますが、50GBとはすなわち授業50時間分にしかならず、それでは2週間持ちません。

 今後再び休校になったり、分散登校が続くようであれば、これは大問題となります。教育の機会の不公平が生じるわけですから。

 ですので、私はぜひとも日本国内のベンチャー企業にでも、「軽い」テレカンツールの開発をお願いしたいと思います。

 実際のところ、生徒の画像は滑らかな動画である必要はありません。静止画を2秒間隔で並べる感じで十分です。パラパラ漫画というか紙芝居レベルでいいのです。それだけでもかなりデータ量が削減できるでしょう。

 データ量を減らすによって、デバイスへの負荷も低減できます。現状では、スマホやタブレットのバッテリーの消耗が非常に激しく、たとえば6時間の授業を連続して視聴するのは難しい。充電しながらというのも可能ですが、バッテリーへの負担が大きくなり寿命を縮めてしまいます。

 ですので、ぜひぜひどなたか開発してくださらないでしょうか。現在、テレカンツールは、Zoom、Googie Meet、Microsoft Teams しかありません。

 自分にそういう技術があれば、さっそく開発して一儲けするのですが(笑)。いや、儲けるは冗談として、これから公立校でも遠隔授業をするようになれば需要がすごいことになると思いますので、絶対に必要ですよ。

 どなたかお願いします!

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