こころの時代~宗教・人生~皆川達夫「宇宙の音楽(ムジカ)が聴こえる」
先週見逃してしまった番組、今日再放送がありましたのでじっくり鑑賞いたしました。感動いたしました。
私の音楽人生に多大な影響を与えた皆川達夫先生。先月、92歳で天に召されました。今は天上(宇宙)の音楽を楽しんでおられることでしょう。
私を古楽の道に誘ってくれたお一人です。最初はFM放送を通じて。その後何回かお会いしてお話を聴く機会がありました。素晴らしいお人柄の方でした。
特に先生による「オラショ」の再発見の物語は、若かりし頃の私に多くの夢を与えてくれました。日本の古い音楽と西洋の古い音楽を同時に学び、奏で、そしてそれらを融合することに挑戦できたのは、先生のおかげです。
大学時代、友人と洋邦の楽器を演奏するバンドを結成しましたが、その名前はこの番組でも紹介されていた「ムジカ・ムンダーナ(天上の音楽)」です。
まさにそんな時、私の大学で期せずして「東西古楽の祭典」が始まりました。偶然ではありませんね。第一志望を落ち、いやいや入った大学、それも音楽とは無縁と思われていた大学を舞台にそんな夢のような音楽祭が始まるとは。
それから30年以上、私は都留音楽祭の実行委員として最終回まで、どっぷりその世界に浸からせていただきました。これも中学高校の時に聴いていた皆川達夫先生の「バロック音楽の楽しみ」がそのきっかけだったのです。
あれから35年経った今でも、基本的な音楽に対する姿勢は変わっていません。そして求めている究極の音楽は「ムジカ・ムンダーナ」です。
長崎の隠れキリシタンが密かに歌い継いできたスペイン、ポルトガルの聖歌。その「オラショ」についての皆川先生の文章がありますのでリンクを貼っておきます。
番組でも紹介されていた日本語の歌オラショ。感動的な詩でした。それを収めた貴重な番組の動画がありましたので紹介します。このオラショとともに皆川先生のご冥福をお祈りします。
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