若き日のフーガ
ずいぶん前に紹介して物議を醸した(?)、若き日のワタクシが作曲した「フーガ」が今聴けなくなっているとの報告をいただきまして、恥ずかしげもなく再アップいたします。
まだ20代独身の頃、ヒマにまかせてパソコンで作った曲です。なんだかんだフーガはこれ1曲しか作らなかったので、たぶんこれで満足してしまったのか、それともすっかり疲れ切ってしまったのか、どちらかだと思います。
某オルガニストの方が楽譜をよこせと言ってくれたのですが、手で書いた記憶もなく、実際自分でも見たことがありません。幻の作品なのです。宇宙からダウンロードしたのかな(笑)。
とりあえず、以前紹介した時の文章をそのまま載せます。パーセルとか言ってますが、ドイツ的ですよね。
ヘンリー・パーセルの変態性に憧れて作ったフーガです。けっこう対位法的には凝ってますね。主題が反行になったり、拡大したり、ストレッタで現れたり。半音階を多用して変態的に仕上げています。今だったら、とても出来ないな、こんな過激な和声。若気の至りですわ。
これは記憶によると、当時初めて買ったパソコン、富士通の白TOWNSを使って打ち込みしたような気がします。なんのソフト使ったか、いまいち覚えていない。楽譜を書いて作曲したのか、そうじゃないのかもはっきりしません。画面上で音符を置いていったような記憶が…。楽譜もMIDIデータも残っていない謎の作品です。
まあ力作と言えば力作ですが、その道の専門家の方からすれば、単なるトンデモ作品ということになるでしょう。凡才はしょせん凡才というわけです。まあ、気が向いたらどうぞ。
なんだかんだ言って、その後こうした遊びはしなくなりましたから、やっぱり若さというのはバカさである反面、案外創造的なものなのかもしれません。
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