新型コロナウイルスについて4月末時点での状況を専門家に聞きました(ホリエモンチャンネル)
1ヶ月ほど前にこちらでも紹介した峰宗太郎さんのコロナ解説。非常に明快な解説と、なぜか安心感を与えてくれるそのキャラクターに、私もすっかり惚れ込んでしまいました。分からないことは分からないという姿勢(科学者なら本来そうあるべき)がカッコいい。
また、堀江貴文さんの見事な質問力にもまた脱帽。ホリエモンは今の緊急事態について「騒ぎすぎ」という立場ですが、ある意味それは独自の情報収集からの論理的な判断なんですね。
もちろん同じ情報を得ても、個人個人違った判断をすることはあって当然ですし、今の段階でどちらが正解かもわかりません。
立ち位置として、やはり経済に立脚して俯瞰すると「自粛しすぎ」という判断になりますよね。これはもう、どこのリスクを取るかという話になってきます。「命」という「地球より重い」と人間が勝手に考えている(その割に普段はけっこう軽視している)モノを、こういう時に大上段に構えると、コトの本質が見えなくなるというのは、実はよくあることです。
たしかにホリエモンらが言うように、自粛の結果、コロナから命を守れても、経済的に、あるいは精神的に命が危険にさらされることはありえますよね。人はピンチになると近視眼、視野狭窄に陥るものです。良かれと思っていたことが、実は自分の首をしめていたりする。
いずれにせよ、これほどの情報社会になりましたから、私たちはしっかり情報を取捨選択し、あるいは表層的な情報を断ち切り、物事の本質を見極める力を身につけなければなりません。
こういう不安な時代になると、自分たちの都合の良いように情報パズルをして(つまり統合過剰に陥り)、たとえばトンデモな陰謀論にはまってしまったりします。オウムがその悪しき象徴ですね。
見える(または見えない)敵を勝手に想定して現実を見ない(見えなくする)。今回もあちこちにそういう集団が出現しています。いろいろなレベルで。自分も気をつけなきゃ(二つの意味で)。
話がとんでしまいましたが、つまり峰宗太郎さんや堀江さんのように、自分の頭で考えながら同時に自己批判する力を身につけたいですね。教育者としては、子どもたちにそういう力を身につけさせたいと思っています。
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