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2020.03.06

『刑事コロンボ 秒読みの殺人』の音楽 (パトリック・ウィリアムズ )

 

 学生の長女が帰省(寄生)しておりまして、コロナのこともあって、見事なひきこもり生活をしております。

 で、一日中パジャマ姿でベースを弾いて、韓国アイドルを観て、そしてサスペンスものを観ております。

 特に小さい頃から大好きだった「刑事コロンボ」を、はじから観ています。いったい何度目なんだ?

 で、今日は「秒読みの殺人」を独り言をぶつぶつ言いながら観ていました。私はその横で仕事をしていましたので、音だけはしっかり耳に入っくる。特に音楽が素晴らしかった。

 で、気になって調べてみると、一昨年亡くなった巨匠パトリック・ウィリアムズじゃないですか!なるほど。さすが。

 なんと言っても、全編を通じて繰り返される、このバッハ風のテーマ曲。ドローンバスの上に展開される対位法。マタイ受難曲序曲のような見事な緊張感ですね。

 つまり、これって人間の「罪」の表現なのでしょうかね。特に犯人の犯行シーン。秒読みとこの音楽が私たちをドキドキさせます。

 聖書や映像作品などの「ドラマ」と音楽の関係、これは私にとっては単なる興味の対象ではなく、ずっと遠くにある大切な何かを教えてくれそうな予感をさせるものなんですよね。

 

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