『復活の日 VIRUS』 小松左京原作・深作欣二監督作品
新型コロナウイルス騒動で思い出すのは、やはりこの映画でしょう。
「イタリア風邪」と称されるウイルス兵器による肺炎で世界が滅亡するお話です。パニックを起こすミラノや、戒厳令が敷かれ医療崩壊していく東京など、なんだか妙にリアルですね、今になると。
40年前の日本映画です。この時代の日本映画ってすごかったんですね〜。南極を始めとする世界中でのロケ、本物の潜水艦を使っての撮影など、CGでは表現できない「リアル」さを改めて感じる次第です。
そして草刈正雄がかっこいい、オリビア・ハッセーがかわいい。
しっかし、とんでもない結末ですよね。まさかのまさかの展開。
その後の日本で「目に見えない敵」として私たちを脅かす「放射性物質」と「ウイルス」が主役でありあたり、まあ見事な予言映画になったとも言えますね。米ソの冷戦が終結した今からすると、こうして人類が滅亡したあとに報復合戦が行われ、それが結果として人類の復活のきっかけになるという皮肉もまた面白い。
さすが小松左京です。
こちらで全編見られますが、字幕がないので英語が苦手な私はちょっと辛い。アマゾンのプライムビデオでも無料で鑑賞できますから、会員の方はぜひそちらで。
ちなみに、コメンタリーが抜群に面白いんですよ。やっぱり撮影の木村大作さんね。今でもこの毒舌とユーモアは健在です。
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