『感染列島』 瀬々敬久監督作品
昨日の「復活の日」の約30年後の平成の日本映画はこんな感じなんですね。正直、テレビドラマのレベルです。
公開当時、いやその後最近まで10年間ずっと酷評されてきたこの映画、令和2年3月の今になると、それまでとは全く違った観点で「これはすごい」ということに。
まずコウモリが感染源らしいところが「リアル」。院内感染、医療崩壊、非常事態宣言、都市封鎖、イベント中止、自宅待機、買い占めパニック、デマ、風評被害…以前は「こんなこと起きないだろ」と思っていました。それが、ここまで「リアル」に感じられるようになるとは。
まだ、新型コロナ感染症の日本での死亡率は世界最低レベルの0.035%なのに、すでにこれですからね。この映画のように致死率25%とかになったら、どうなってしまうのか。
それでもたしかにツッコミどころ満載の映画ではありますが、まあ予言と考えれば、それなりの価値があると思います。
たしかに我が人類は、常に新しいウイルスと戦い、そして最後は共生するようになってきたわけですよね。なにより、医療関係者、そして研究者の皆さんの努力のおかげです。つい忘れがちなそんなことを思い出すのにはいい映画なのかもしれません。
あと懐かしいなあと思ったのは、主題歌のレミオロメン「夢の蕾」ですね。いい曲なんですよ、これが。名曲。
Amazon プライムビデオ「感染列島」
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