山口敏太郎 『預言者・出口王仁三郎の奇跡!三段の雛形思想、大本・日本・世界』
昨日のプロレス話の続き?
「オカルトは知的エンターテインメント」とはある意味至言でして、プロレスにも通ずることですよね。
その「オカルト」や「プロレス」にもいろいろなレイヤーがありまして、山口さんがこの動画でおっしゃっている「ストロングスタイル」というのも、よくわかります。
そんな山口敏太郎さんが語る出口王仁三郎はどんな感じでしょうか。
まあ、世間一般からすればストロングスタイルなのかもしれませんが、プロレスがそうであるように、そのまた先に奥深い世界が広がっています。そちらに足を踏み入れた人間からすると、やはり「エンターテインメント」の領域での話かなと感じます。もちろん、そこに山口敏太郎さんの価値があるわけですが。
ちなみに出口なおは天理教の信者だったのではなく、どちらかというと金光教寄りでした。根本的な部分ではいずれも同根なので大差ありませんけれども、いちおう訂正。
私もよく存じ上げている櫻井喜美夫さんや出口光さんのお話も出てきて、やはり偶然を装った必然(シンクロニシティやセレンディピティ)が、王仁三郎周辺には普通にあるのだなあと感じました。よくわかります。
さて時節柄、王仁三郎のこの興味深い話を引用しておきましょう。それこそ「オカルト」として一笑に付されるのでしょうね。そこに真理があっても。
「玉鏡」から。
本年(昭和九年)も大分流行性感冒がはやるようであるが、戦争と流行性感冒とはつきものである。あれは霊の仕業である。
近年満洲事変(注・昭和6年)、上海事件(注・昭和7年)等で多くの戦死者を出したが、それに対して、禊の行事が行われていない。禊の行事の大切なる事は霊界物語に詳しく示しておいたが、昔はこの行事が厳格に行われたから、戦争などで沢山の死者があっても地上は時々に清められて、流行性感冒の如き惨害から免がるる事を得たのであるが、今の人たちは霊界の事が一切分からず、禊の行事などのある事をすら知らぬ人たちのみなるが故に、邪気充満して地上は曇りに曇り、濁りに濁り、爛(ただ)れに爛れて、目を開けて見ておられぬ惨状を呈しているのである。
気の毒にもこうした事情を知らぬ世間の人々は、医師や薬にのみ重きを置いて焦心焦慮しているのであるが、霊より来る病気を体的にのみ解せむとするは愚かである。
禊の行事の偉大なる効果を知る人は凶事あるごとに常にこれを行うべきである。さすれば一家は常に朗らかで滅多に病気などには罹(かか)らぬものである。
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コメント
王仁三郎研究会の関係者として確かにひと通り聴かせてもらいました。いろいろ間違えて云っている内容がありますが、そこは目をつむって彼にしか出来ない御用を全うしてもらいたいところですねぇ。
投稿: 神原茂理 | 2020.02.23 03:53