【討論】地方破壊は日本の死
地方創生については、けっこうまじめに考えている方だと思います。特に、山梨と秋田については。私の第二、第三のふるさとですから。
ワタクシからすると、都市への集中とは「コト」化です。そして、地方はまだまだ「モノ」。地方の「コト」化も、たとえばコンビニや大型商業施設、インターネットなどによりだいぶ進んでいますが、それは全体のモノからするとほんのほんの一部だけ。
しかし、コトは極まるとモノに帰します。たとえば首都直下地震が発生すれば、そこはいきなりモノの世界になります。想像できますよね。地方はモノベースですから、実は復興(復元)も早いのでした。
少し次元を高くしてみますと、実は日本という国自体が近代の中で「コト」化を目指してきたわけです。つまり、世界の中の都市となろうとした。資源はないけれども、お金は集まる的な意味でもですね。
ここのところの経済は、たしかに成長とは程遠いと思いますが、私は成長ではなく「成熟」期に入ったと思っていますし、ある意味貨幣(カネ)の呪縛から解き放たれるチャンスだと思っていますから、それほど憂えてはいません。
もとの、世界の田舎、豊かな田舎に帰るのでもいいのではないですか?
こういうことを言うと怒る人がたくさんいるのですが、今の日本は、環境も守りつつ、いや自然に守られつつ、いいバランスでやっている国だと思いますよ。
そういう意味で、私は「地方の時代」だと思っているのです。都市が地方に見習う時代。そういうことを理解できる子どもたちを育てる教育をしていかねばなりませんね。
やっぱり、今の学校、教育をぶっ壊さないといけませんね。今の教育はひたすら「コト」化を目指すもの、すなわち都会人を養成しようとしているのですから。都会人に育てられながら、都会に出られない地方人は、それはなんだか分からないけれども不満や不安に陥りますよね。
というわけで、この討論の内容には、いろいろな意味でピンと来ませんでした。コメント欄では佐々木さんが古臭いと悪者になっていますが、宇宙視点(上から目線)で見ますと、みんな古臭い観念に囚われているように見えます。スミマセン、えらそうに。
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