伊牟田伸一 『安藤輝三物語』
今日は安藤輝三の誕生日です。
安藤輝三は31歳の誕生日を迎えた次の日、二・二六事件を起こしたのです。
もちろん安藤輝三だけの力で二・二六事件が起きたわけではありませんが、やはり事件の未来的意味、特に鈴木貫太郎ののちの働きを考えると、日本の、世界の、地球の運命が、ある意味冷酷な形で安藤輝三の身に降りてきたということだと思います。
31歳の誕生日を、いったいどのような心持ちで迎えたのか。想像するに、なんとも苦しいものがこみ上げてきます。
しかし、84年たった今、ようやく一つの答えが安藤輝三の元に届きつつあります。一人の人間の人生の尺度からすると、あまりに長い物語。その結末を知らなかった本人の「今ここ」は、おそらく深い深い闇の中であったことでしょう。
しかし、彼が、ある意味自分の意志に反してまで決起した理由は、おそらく彼が想像し得た最高の「神」である天皇をも超えたところから、彼に降りてきたのだと思います。
おそらく、その小さな、しかし確かな光が、誕生日を迎えた安藤輝三には見えていた、いや見えていなかったかもしれないけれども、その光は間違いなく彼を導いたのです。
そんな安藤輝三について、日本陸軍研究科の伊牟田伸一さんが詳しく語った動画がありますので、紹介します。私とは全く違った視点での研究ですが、それももちろん大切なことですし尊いことです。ぜひご覧ください。
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