1964のトーチ
私が生まれた1964年、言うまでもなく前回の東京オリンピックの年でした。
その時、トーチの火を掲げて全国を走ったランナーは4千人以上。そのうちの1人が私の奉職する学校の1期生でした。
当時トーチを持って走った方はすでにお亡くなりになっていますが、予備のトーチを持って伴走した方と今日お会いしました。
その方は、なんとこのたびの2020東京五輪でもトーチを持って走られるとのこと。すごいですね〜。
実は、1964のトーチは学校に保管されていました。今日はそのトーチを56年ぶりにご覧になりにおいでになったのです。
お会いしてびっくり。その方の娘さんは、私の教え子であり、またのちに同僚として働いた女の子。そして、その子(?)のお子さん、すなわち1期生の方のお孫さんはこの春、我が中学に入学することになりました。ちなみに教え子のダンナも教え子。本当にご縁の深い一家ですね。
私も初めて本物の1964トーチを持たせていただきました。思ったより軽かった。それなりに年季が入っており、同い年の私もまあこんな感じなんだろうなあと感慨にふけりました。
7年ほど前に、あの「なんでも鑑定団」に(もちろん別のものですが)出品され、100万円の値がついたというこのトーチ。2020の今なら、もっと評価は高いでしょうね。もちろん、そんなお金に換算できない価値があるわけですが。
その方は、大変お元気で、今年も健脚を披露してくださるにちがいありません。当時着用したランニングシャツやパンツもあるとのこと(シューズはその後使ったらしく今はないようです)。
なにより、56年前を思い出し、またその後のご縁を思いつつ涙されていた姿に、私も大変感動いたしました。
前回の時もそうですが、五輪についていろいろ言う人たちがいるのは常。そこも含めて「祭」です。あの時の日本は、たしかに五輪という祭によって、ある意味強制的に変化をさせられました。結果としてはそれが良かったと思います。
今年の東京五輪も、必ずや世界の幸福につながる素晴らしい大会になると信じています。
1964年の10月、私はまだ生後2ヶ月でしたから、もちろん何も覚えていません。しかし、東京にいた赤ん坊の私は、間違いなくその当時の空気を吸い、波動を感じていた。
そして、今年。二度目の東京五輪を体験します。楽しみです。
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- 「我は即ち宇宙」…合気道の神髄(2020.12.05)
- 『捻くれ者の生き抜き方』 鈴木秀樹 (日貿出版社)(2020.10.28)
- Acer 家庭用プロジェクター X1226AH(2020.10.15)
- 追悼 アニマル・ウォリアーさん(2020.09.23)
- 『タイガーマスク伝説〜愛と夢を届けるヒーローの真実〜』(NHKアナザーストーリーズ)(2020.08.18)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 『芸術は宗教の母なり~耀盌に見る王仁三郎の世界~』 (出口飛鳥)(2021.01.14)
- 『ジョーカー』 トッド・フィリップス監督作品(2021.01.11)
- 絹糸ヴァイオリン(ヴィオラ)(2021.01.10)
- 『パラサイト 半地下の家族』 ポン・ジュノ監督作品(2021.01.09)
- ジョン・ルイス 『バッハ 前奏曲BWV 852』(2021.01.08)
「もの」カテゴリの記事
- 絹糸ヴァイオリン(ヴィオラ)(2021.01.10)
- メガネ曇り止めクロス(2020.12.29)
- Kenko 天体望遠鏡 Sky Explore SE-AT90M(2020.12.21)
- (いろいろな)パンデミック(2020.12.02)
- 格安モバイルモニター(2020.11.30)
「教育」カテゴリの記事
- 『平和と命こそ〜憲法九条は世界の宝だ』 日野原重明・宝田明・澤地久枝 (新日本出版社)(2021.01.05)
- 2020年を振り返る(2020.12.31)
- 『異界探訪 パワースポットの最深部に異界への扉があった』 町田宗鳳 (山と渓谷社)(2020.12.22)
- Kenko 天体望遠鏡 Sky Explore SE-AT90M(2020.12.21)
- 宮沢孝幸准教授の「目玉焼き理論」(2020.12.15)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 『芸術は宗教の母なり~耀盌に見る王仁三郎の世界~』 (出口飛鳥)(2021.01.14)
- 善悪不二・正邪一如 (出口王仁三郎)(2021.01.12)
- 神俗もまた不二一如 (出口王仁三郎)(2021.01.13)
- 絹糸ヴァイオリン(ヴィオラ)(2021.01.10)
- 日本列島は今後どうなるのか?(2021.01.06)
コメント