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2020.01.30

ノアがサイバーエージェント傘下に

Th_2020020100010012abema0001view ロレスネタです。

 ニュースにもなっていましたが、プロレスリング・ノアがサイバーエージェントの傘下に入りました。そして社長は高木三四郎さんに。副社長が丸藤正道選手。

 いろいろなプロレス団体の中でも、このノアとDDTに関しては、格別の思い入れもあり、実際観戦の回数もこの2団体が多かった私(というかウチの家族)。

 まさかこのような日が訪れるとは。

 DDTというか、プロレスという大きな物語については、12年前、こんな記事を書いています。

『俺たち文化系プロレス DDT』 高木三四郎 (太田出版)

 ある意味、ここで書いたことが現実化し、DDTは大人気となり、DDTで育った選手たち(あの時いっしょにバーベキューした飯伏幸太選手とかケニーオメガ選手ら)は、業界最大団体新日本で活躍し、さらには世界に進出していきました。

 一方のノアは、三沢さんのリング死ののち迷走し、ここ1年はリデットさんのおかげでようやく盛り返してきたところということで、ある意味両団体は明暗がはっきり分かれたという形になっていました。

 今回の買収にあたり、サイバーエージェントの藤田社長は、両団体は補完関係にあり相乗効果が期待できると語りました。それはたしかだと思います。ここ10年の明暗は、まさに両団体が求めていたもの、表現したかったものが正反対であった結果とも言えるからです。

 今日、DDTのネット配信としてノアの試合が生中継されました。あまりの反響にサーバーがパンクしてしまいました。私も含めてそれほど期待が高まっているということでしょう。

 今日のノアの試合も大変面白かった。若手も育っているし、ベテランや他団体、フリーの選手をうまく使っているように感じましたし、いわゆるストーリーもはっきり見えていました。

 私としては、単純に両団体の交流戦を観てみたいと感じますが、一方で合流には反対です。これはおそらく皆さん同じ意見でしょう。かつての新日本と全日本のように、まったく違った哲学の団体が切磋琢磨するのがプロレスの発展につながると思います。

 いずれにせよ、AbemaTVを通じて、両団体の試合を気軽に観戦できる機会が増えるのは良いことです。それをきっかけとして「ライヴ」へお客さんを誘導するというのが、今の時代のエンターテインメントのあり方ですからね。期待します。

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