茜色の夕日(涙)
今日は、クリスマス・イヴ。つまり、志村正彦くんの命日。あの日から今年で10年となります。
10年はあっという間でした。あっという間でしたが、私も含め、ファンの皆さんの人生においては、大きな変化があり、また出会いや別れがあったことでしょう。
志村くんの「時」は10年前の今日で止まっています。しかし、彼の詩と音楽は、その輝きをどんどん増し、新たなファンを生み、新たなアーティストを育てています。
そういう意味では、たしかに彼は生きている。私たちともに生きている。しかし、彼の時は止まってしまったまま。その矛盾というか、ズレというものは、私たちにある種の切なさとして押し寄せてきます。
写真は、志村くんの遺品の一つ、アメスピです。彼が亡くなった部屋にあったものの一つです。ご家族からお預かりしました。
色は鮮やかなままです。今にも志村くんが吸い始めそう。
夕方5時、職員室で「茜色の夕日」のチャイムを聴きました。思わず涙が…。
「茜色の夕日」と「涙」と言えば、この三つの動画を紹介しなければならないでしょう。説明は必要ないかもしれません。本人、先輩である奥田民生さん、後輩である菅田将暉くん。
時を超えた「茜色の夕日」と「涙」です。
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