出口王仁三郎 『瑞能神歌 一人百首かるた【百鏡】』
夏以来さぼっていた作歌を再開しました。
本当に何かを創造する仕事って大変ですよね。一度さぼってしまうと、どうやって作っていたのか忘れてしまう。できる予感すらしなくなってしまう。
これがスランプと言われるものなのかもしれませんね。私のような趣味人でさえ、そういう苦悩を味わうわけですから、プロの方々は本当に大変でしょう。
で、再開のきっかけとなったのが、これです。百鏡。
出口王仁三郎は日本最大級の歌人です。なにしろ全歌数は15万首以上。ほとんど日常会話が短歌だったらしい。スランプとは無縁の天才です。
そんな王仁三郎が、自身の歌を百選し、かるたにしてしまったのがこの百鏡です。
最近、八幡書店から復刻されまして、早速購入しました。これがまあ面白いのなんのって。いや、歌もいつものとおり面白いのですが、何よりかるたの読み札の写真がたまらない。王仁三郎の百面相ならぬ百神相なのです。
本人はいたって真面目でしょうし、信者さんにとっては面白がるより有難がる対象なのでしょうが、いやいやもう正直「笑ってはいけない」状態ですよ、我が家では(笑)。
今風に言えば、コスプレ写真集ですよ。まあ貴重な王仁三郎の写真をまとめて百枚見ることができるだけでもすごいことではありますがね。
なんかこれを眺めていたら、歌ができるような気がしてきた。あれほど意欲もわかず、またできる予感もしなかったのに、あっという間に何首もできてしまいました(クオリティは?)。
やっぱり自我が強すぎたんでしょうね。作ってやろうという自我が。器になったら簡単にダウンロードできた。たしかにこうやって作ってたっけ。思い出しました。
オニさん、ありがとう。救われた。さすが救世主。
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