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2019.12.16

剣道とは?

 

 日はある祝賀会に出席しました。隣の席が、この動画で指導をしている馬場欣司教士のご子息でしたので、じっくり剣道のお話をさせていただきました。

 娘が能とともに剣道をやってるおかげで、私もすっかり剣道世界に魅了されているわけですが、さすが専門家のお話はわかりやすく、しかし深いものがありました。

 この1年、球技や格闘技界における各種不祥事と戦ってきたこともあり、剣道に残る、古き良き「道」の世界がなんとも愛おしく思えるのであります。

 世の中、実に妙なことになっておりまして、そうした古き良き世界が、古き悪しき伝統として排除されつつあります。もちろん、その古き世界の悪習というのも知っていますが、しかし、何百年も続いてきた「しきたり(し来り…してきたこと)」の本質を観ずして、ただその表面の荒波を排除して凪にしようというのは、やはり間違っていると思います。

 ご子息も大変優れた剣道家であり教育者であるわけですが、70をゆうに超えたお父上には全く触れることすらできないとのこと。何もしていないのに息が上がってしまうとか。

 そう、それは昨日、能舞台上で展開されたあの「乱拍子」の緊張感と同じでしょう。

 ご子息曰く、「剣道とはなんぞや」「相手のスキをついて打ち込む競技?」「否、相手を自分の思い通りにコントロールすること」と。

 言い得て妙。それも力でコントロールするのではない。気合、呼吸でコントロールするのです。これが王仁三郎の言う「言向け和す」ということなのでしょう。

 この動画、馬場教士が子どもたちに教えているわけですが、たくさんの気づきがありますよ。剣道を知らない方もぜひ、その深い世界を垣間見てみてください。

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