ユーミン,ムッシュ with Tin Pan Alley
昨日に続き、貴重な、貴重すぎる映像(音源)を紹介しましょう。
コメント欄を参考にしますと、これは1976年3月14日、TBSの「セブンスターショー」のようです。セブンスターショーはサンデースペシャル内の企画で、1976年2月から3月にかけて7週にわたって放送された音楽番組。圧倒的人気を誇ったNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」にぶつけた伝説の番組。ラインナップは以下のとおり。
2月15日 沢田研二
2月22日 森進一
2月29日 西城秀樹
3月7日 布施明
3月14日 かまやつひろし・荒井由実
3月21日 五木ひろし
3月28日 吉田拓郎
2月29日分は、西城秀樹さんが亡くなった時、BS-TBSで放送されましたね。なんとワンマンで90分(紹介の第5週は二人ですが)。プロデューサーはドラマ界の鬼才、久世光彦さん。
この動画からもわかるとおり、とんでもない演出をしていますね。当時はそれほど高い視聴率は得られませんでしたが、こうしてムッシュ・ユーミン、ティン・パン・アレーという夢の共演の映像を残してくれたという意味では、さすが久世さん、未来的遺産を残してくれたということです。
それにしても、本当に貴重な貴重な映像&音源ですねえ。荒井由実の未来的天才性がはっきりと見てとれます。
未来、そう当時の彼らは、仲小路彰の右腕、高松宮さまの特別秘書であった川添浩史が経営するキャンティに集い、仲小路の「未来学原論」を読んでいたのです。そして、未来を夢想していた。音楽で表現していた。
実際、川添浩史の息子、象郎さんが設立に関わったアルファレコードの各ミュージシャンたちの音楽(シティ・ポップやテクノ、フュージョン)は、今まさに欧米で大人気となっています。
この映像も完全に未来ですよね。それこそ未だ来ていない未来かもしれない。これからようやく時代が追いつくかもしれない。
歌はもちろん、演奏もいいですねえ。細野さんのギターも聴けます。チャイニーズ・スープのヴァイオリンはレコード同様、松任谷正隆さんの弟さんですかね。
とにかく、毎日のようにこういう貴重な映像を観ることができるYouTubeというやつは、本当にすごいですね。世の中はこのようにどんどんシェリングに向かっていくのでした。仲小路の言ったとおりだ。
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