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2019.11.10

Jeff Lynne's ELO 『Losing You』

 このところ、古今東西の音楽ネタが続いておりますね。

 その全ての、私にとってのルーツはビートルズと言ってよい。そして、そこから派生して、さらに実質的に多くのご縁を生んでくれたのは「ELO」です。

 先日、久しぶりのニューアルバムを紹介したばかりですね。

 このアルバム、なんでも38年ぶりに全英チャート1位を獲得したのだとか。「TIME」以来と聞いて、往年のファンとしてはまた格別な感慨を抱かざるを得ません。

 さて、このアルバム、ほぼ毎日聴き込んでいますが、気がついたのは「リフ」の可能性への挑戦ですね。ある意味ビートルズ的な原点に帰ったとも言えましょう。

 そんな中、ワタクシ好みの楽曲がこれ。「Losing You」。「リフ」を含む原点回帰とは逆の方向とも言える、ジェフ・リンの職人芸、作り込みのすごさが存分に発揮されています。代替コードや、それに伴うコーラス・ワークの妙。中間部の自在な展開。

 実際、ポール・マッカートニーも言っていますが、ジェフ・リンの中でビートルズは生き続け、そして進化しているのです。もちろん、それはジェフ・リンだけではなく、世界中の無数のミュージシャンの中でも。

 それが映画「イエスタデイ」のテーマでもありました。そう、あの映画の中ではOasisがWikipediaから消えていましたが、もちろんElectric Light Orchestraもなかったでしょうね(笑)。

 

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