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2019.10.13

ラグビーに見る「荒魂」の祀り方

 

 グビー素人のワタクシがいろいろ言うまでもありません。とにかく素晴らしい戦いだった。スコットランドも素晴らしい。

 一言、ラグビーというスポーツの素晴らしい点は、「荒魂(あらみたま)を和魂(にぎみたま)に昇華する」機能を持つ点です。相撲を挙げるまでもなく、多くの格闘技はそのような機能を持っていますが、このようにチームスポーツかつ球技であって、そのような機能を強く持つスポーツはほかにありません。

 もちろん、応援のあり方などに見えるノーサイドの文化的側面も無視できませんね。

 最近、身近なところでも「荒魂」の排除が進行中で、非常に違和感を抱いています。特に学校はどんどん骨抜きになっていく。学生ラグビーも衰退の一途。

 古来、日本では特に顕著に「荒魂」を祀る傾向があります。排除ではなく、多くの「祭」がそうであるように、コントロール下において発動させるのです。

 ラグビーはそういう文化だと思いました。それがイギリス発祥で、帝国主義のなごりである環太平洋地域で盛んなのは興味深いところですね。イギリス嫌いのフランスでも盛んなのも面白い。

 日本チームが、あのように多様性を見せつつ「大和魂」を標榜しているあたり、ラグビーを通じて私たちが忘れそうになっている何かを思い出させてくれているようにも思います。「大和魂」はそう、すなわち「大・和魂」なのであります。

 荒魂を和魂に。特に今回は台風による大災害の直後でした。日本における自然災害は、すなわち神の荒魂そのものです。来年の五輪へ向けて、何かが動いているような気がします。

 個人的にも、今「荒魂」を発動して見えない敵と闘っております。今回の日本ラグビーの快挙に背中を押されました。絶対に負けません。最後は和魂に昇華したいと思います。

 決勝リーグ、何かもっと大きなことが起きそうですね。楽しみにしています。

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