『イエスタデイ』 ダニー・ボイル監督作品
さっそく観てきましたよ。聴いてきましたよ。面白かった!泣いた!
ストーリーは映画(アニメ?)の文法どおりで、ある意味チープですが、それで良かったと思います。なぜなら、ビートルズの音楽こそが主役だから。全体としては文句なし。満点の映画でした。
主人公が「イエスタデイ」を歌うシーンで、もうグッと来てしまった。恥ずかしいけれど嗚咽してしまいました(笑)。あとはもうただただビートルズの偉大さを再確認するだけ。
ネタバレになってしまうので、細かいことは語りませんが、一つだけ。ビートルズだけではなく、世界を変える天才(たとえば昨日の吉野彰さんも?)って、実はパラレルワールドからパクってきてるんじゃないでしょうかね。
それに気づいて早逝してしまう人もいるのではないか…そんなことを思いました。
冷静になってから思い出すと、ダニー・ボイル監督らしさもありましたし、役者さんたちもなかなか優秀だったなと思います。でも、もうそんなことを飛び越えて、やっぱりビートルズはすごい。
私は彼らが解散後に聴き始めた第二世代でして、この前もDJのロバート・ハリスさんとの会話の記事で書いたように、リアルタイムで無から初めて聴く感覚に嫉妬していたのですが、考えてみると、私も初めて聴いた瞬間というのがあるわけで、そういう意味ではリアルタイムである必要はないわけですね。芸術とはそういうものでしょう。一昨日書いた源氏物語も一緒。
ビートルズを知らない若者たちにもぜひ観ていただきたい。そして、その「初めて」の体験をしてもらいたいですね。
あっそうそう、結構感動的なのは、本人役で出ているエド・シーランの言葉です。演技ではなく、彼のビートルズへの敬意そのものです。
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