清見寺の朝鮮通信使詩書
今日、日韓両首相が会談したようですね。戦後最悪と言われる両国の関係ですが、民間レベルでは相変わらず韓国アイドルや韓国ドラマの人気は高く、そちらはある意味戦後最良とも言える状況です。
今日はたまたま、静岡は興津の清見寺を参拝いたしまして、かつての両国の友好関係を垣間見る機会がありました。
この清見寺には、江戸時代に来日した朝鮮通信使たちが残した多くの漢文が残されています。それが刻字されて仏殿に掲げられていました。
それぞれ、立派な五言絶句・律詩、七言絶句・律詩です。日韓(朝)が中国を通じてつながるというのも面白いですね。日中韓の幸せな関係です。
今では、韓国では漢詩の勉強はしないのではないでしょうか。それどころか、現代中国人は漢詩・唐詩などは読めないようです。日本人が一番中国の古典を勉強している。
秀吉の朝鮮出兵で崩れた日本と朝鮮の関係を、家康は見事に修復しました。ここから学ぶべきことはたくさんあります。
この清見寺の朝鮮通信使詩書・遺跡は、県の文化財、国の史跡であり、またユネスコの記憶遺産となっています。まさに世界レベルでの平和友好の象徴と言えましょう。
なお、清見寺には素晴らしい鐘があるのですが、その鐘楼には「瓊瑶世界」と刻まれています。「瓊・瑶」はともに「輝く玉」という意味だそうで、二つの輝く玉とは、日本と朝鮮のことであると、ご住職の解説がありました。
また、琉球王朝との交流を伝える「永世孝享」の扁額もあります。鎖国していた江戸時代、ここは実に国際的だったということです。
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