ニッケルハルパ
昨日の続きとも言えましょう。
今、学校にスウェーデンの学生さんが何人かいらしています。スウェーデンと言えばこのへんちくりんな楽器「ニッケルハルパ」でしょう。
死ぬまでに弾きたい弦楽器の一つです。
昨日のバッハの無伴奏も、もしかすると最近よく見かけるように、スパラのための作品かもしれません。古くは大きめのヴィオラや小さめのチェロは、肩に乗せるのではなく、紐で首から吊って弾いていました。
今でも民族楽器として、そのようなスタイルのものが残っています。その一つがスウェーデンのニッケルハルパです。共鳴弦を持っているという意味ては、ヴィオラ・ダモーレに近い。
さらにこの楽器のすごいところは、なんと鍵盤を持っているところです。いわば、ヴィオラ・ダモーレとクラヴィコードが合体したようなものです。
その結果、独特な和音を弾くことができ、かつボウイングによって微妙な強弱や音色の変化を表現することができます(クラヴィコード同様、ヴィブラートも可能?)。
この演奏動画は、そのニッケルハルパの魅力を余すことなく伝えてくれていますね。どこかで聴いたことのあるバロックやロックのメロディーが散りばめられているのも楽しい。
弾いてみたいけれど、そう簡単には手に入りませんね。職人さんに作ってもらうのが一番。その複雑な構造からすると、案外安いと言えるかもしれません。はたして私がこの楽器を弾く日は訪れるのでしょうか。
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