« 「表現の不自由展」大成功!?(その2) | トップページ | ポールはジョンの夢を見る »

2019.09.27

黛敏郎 『パッサカリア(未完・遺作)』

Th_-20190929-164424 11月9日の「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で、嵐が菅野よう子さん作曲の奉祝曲の歌唱をするとのこと。

 この祭典の総合プロデュースは黛りんたろうさん(写真)。なるほど。

 りんたろうさんのお父さんは昭和の大作曲家、黛敏郎さん。

 黛敏郎さんはリベラル系の多い作曲界というか音楽界にあってはやや珍しく保守の人でした。保守というか、霊的な感覚をお持ちだったのでしょうね。

 実は黛敏郎さんは仲小路彰の薫陶を受けています。薫陶を受けて保守に転向したと言ってもよい。加藤登紀子さんの旦那さんだった藤本敏夫さんと同じで、左翼から右翼というのではなく、両翼を得て高次元に飛び立ったという感じでしょうか。

 そのような敏郎さんのご長男であるりんたろうさんもまた、きっとそういう次元で皇室を理解されていることでしょう。

 さて、大作曲家黛敏郎さんの遺作をご存知でしょうか。未完に終わってしまいましたが、4分の3拍子の変奏曲「パッサカリア」なのです。バッハの影響もありましょう。というか、バッハの旋律が顔をのぞかせていますね。その他有名な作曲家の名曲が散りばめられているのが面白いし意外。

 もちろん語法的には現代音楽となるわけですが、どこか原点回帰のような気もします。走馬灯なのでしょう。

 

|

« 「表現の不自由展」大成功!?(その2) | トップページ | ポールはジョンの夢を見る »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「表現の不自由展」大成功!?(その2) | トップページ | ポールはジョンの夢を見る »