「表現の不自由展」大成功!?(その2)
あいちトリエンナーレに対する補助金はなし、とのニュースが。
8月のはじめに「表現の不自由展」大成功!?という記事を書きました。おバカな私は、今でもそこに書いたとおりのことを信じておりますので、今回の菅官房長官の発表、萩生田文科大臣の発言も納得というか、そりゃそうだよなと思いました。
いや、もちろん、その結論や発言が論理的に正しいと言っているのではありませんよ。「表現の不自由」という文脈における一つの「表現」として正しいと言っているのです。
あくまでも「表現の不自由」の「展覧会」ですから、究極の不自由を見せなければ自己矛盾を起こしてしまう。つまり、「表現の不自由展」が自由に表現されるのはおかしいということです。
いよいよ国として政府として「ダメ!」と言ったのですから、まさに戦前戦中の検閲のごとき「表現の不自由さ」が展示されということになります。
つまり、「表現の不自由展」も大成功に向けて佳境に入ってきたということですね…なんて、意外にもこのような見方をする人が少なくて、すなわち妙な常識や良識、正義感やイデオロギーに縛られて自由な発想をすることができないところも、ある意味「表現の不自由」なのだなと思いつつ、私はぬるく世の中を眺めております。
はたして、この素晴らしい展覧会の本当のプロデューサーは誰なのでしょうか。私だったりして(笑)。
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