« 柔道団体三冠達成(インターハイ優勝) | トップページ | 今日は一日YMO三昧 »

2019.08.13

『ハモニカ小僧』 斎藤寅次郎演出作品

 とといに続き、秋田は矢島出身の喜劇映画監督、斎藤寅次郎の作品を鑑賞いたしました。

 1940年ですから、昭和15年ですね。この時代にこんなに面白い映画を撮っていたんですね。すごい。

 チャップリンの影響もあっての和製スラップスティック。そこに日本伝統の芸能の要素をプラスしてのオリジナリティ。

 東宝と、今いろいろと問題になっている吉本興業との協同作品というのも興味深い。

 のちに美空ひばりを育てる川田晴久(当時は義雄)の才能はすごいですね。彼をめぐっての吉本からの引き抜き事件があったのは、この映画の前年。当時川田がリーダー格をつとめていた、あの伝説のグループ「あきれたぼういず」を、新興キネマが大金で引き抜こうと画策しましたが、結局川田だけは吉本に残ることになりました。そして、この作品。学生役で活躍しているミルク・ブラザースは、あきれたぼういずの後継グループですね。

 それにしても、あの「すし製造機」は面白いですね。まるで、現代の「回転寿司」を皮肉っているかのようです。いやはや、寅次郎さん、本当に面白い。センスが抜群にいいですね。秋田の人はもっと誇りに思っていいのではないでしょうか。

 

|

« 柔道団体三冠達成(インターハイ優勝) | トップページ | 今日は一日YMO三昧 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

芸能・アイドル」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 柔道団体三冠達成(インターハイ優勝) | トップページ | 今日は一日YMO三昧 »