バッハ 『オルガン協奏曲イ短調 BWV 593』
昨日書いたとおり、バッハはヴィヴァルディの作品3の8をオルガン独奏協奏曲に編曲しています。
新しい作曲法を学ぶという意味もあったとは思いますが、それ以上に「かっこいい!」と思って、自分一人で弾いてみたかったのでしょう。
面白いのは、バッハが付け足した音符たちです。もちろんオルガンという楽器の特性に合わせての編曲でもありますが、バッハ自身の頭の中に響いた新しい音(すなわちダウンロードしてきた音)も加えられていますね。
ちょっといらないかなと思う音もあります(笑)。ここは原曲の方がセンスいいかなという。
あとは加えるのではなく引いている音もあって面白い。まあ、いろいろな楽しみ方ができますね。ぜひ楽譜とともにどうぞ。
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