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2019.07.16

ロック・アンサンブル!…BWV 1052 R(オランダ・バッハ協会)

 れはすごい!今日公開されたオランダ・バッハ協会の「ロック」バッハ!

 私も高校時代以来大好きな、このBWV1052の復元版。ヴァイオリン弾きにはたまらない作品です。

 偽作との説もありますが、正直、こんな(変な)曲を、いったいバッハ以外の誰が書けましょうか。もう高校時代から思っていましたが、これは間違いなくロックです。バロックではありません。

 ただ、これを「ロック」として弾ける人がそうそういなくて、正直どの演奏にも満足できなかったのですが、ようやく出ましたね。それも日本人によって!

 とにかく、聴いて、観てみてください。

 いやいや、佐藤俊介さんのソロのすごさもそうですけど、彼が率いるバンドのアンサンブルのすごさですよ。彼らの練習の様子が目に浮かびますね。エキサイティングな発見の連続でしょう。

 それが伝わってくるカメラワークも素晴らしい。よく分かっている人の仕事ですね。

 そして、これ、ライヴですからね。こうしてYouTubeでその雰囲気を味わえるわけですから、幸せな時代になりましたね。

 何度も書いてきましたが、レコードやCD、そしてストリーミングなどの「録音」「音源」時代というのは、音楽史においてあまりに特殊です。基本はヴィジュアルも含めた総合芸術です、音楽は。そして1回性のライヴな体験です。

 ただ、面白いのは、録音にせよ、録画にせよ、その音楽、演奏の背後にある「波動」をしっかり記録することができるということですね。視聴する人間がすごいのかもしれませんが。

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