満員御礼 『古楽器の響きで味わう モーツァルトの協奏曲と交響曲』
本番が一番良かった!…というコンサートは、自分としてはあまりないのですが、今日は他の出演者の皆さんのおかげさまで、本当に充実感あふれる演奏会になりました。
素晴らしいプロのソリストの皆さんと、音楽が好きで好きでしかたないアマチュアの皆さんの「愛」が結集した奇跡の演奏でした。
私自身、大変遅れ馳せながら、モーツァルトの天才性に気づくことになりました。今まで、ちゃんと向き合って演奏してきたことがなかったのですね。それが今回は、大曲を3曲も演奏させていただき、その細部に至るまで、じっくり味わわせていただきました。
一言で言えば、やはり「天才」ですね。バッハの次の時代に、すでにあのような曲を書いたのですから。繊細にして過激。正直、プログレだなあと思いました。ホント今更ながらですが。
そんな、発見、感動を、本番でも感じながら演奏できたのが、私としては良かったのかもしれません。
それにしても、フォルテピアノの大村千秋さんをはじめ、プロの皆さんが、こうしてアマチュアの私たちと一緒に音楽を楽しんでくださるのは、ありがたいかぎりです。なんともぜいたくなレッスンであるとも言えます。
そんな感動もまた、もしかすると演奏に表れるのかもしれませんね。正確さから言えば、とてもプロの楽団にはかないませんが、おそらく音楽の感動は、そうしたことを超えたところにも存在するのでしょう(と信じたい)。
いつもながら、企画運営をしてくださる、「大社長」曽禰さんには本当に感謝です。そして尊敬せずにはいられません。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。次はまた2月に横浜で演奏ができるかもしれません。楽しみです。
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