『自然酒 五人娘 純米吟醸』 (寺田本家)
後ろに映っている番組はNHKの逆転人生「逆転の日本酒 世界に羽ばたく」。山口県の銘酒「獺祭」の物語。録画してあったのを今日観ました。
「獺祭」の物語を観ながら飲んだのが、千葉の寺田本家さんの銘酒「五人娘」の純米吟醸。友人からいただいたお酒です。
番組でも語られていましたが、昭和の日本酒は「ただ酔えばいい」的な乱暴なイメージがありました。しかし、平成に入ってからは、それぞれの酒蔵の努力もあり、品質勝負、味勝負の「おいしい日本酒」がずいぶん出回るようになりました。
結果として、女性の間で日本酒ブームが起きたり、あるいは外国で「SAKE」が人気になったりしましたね。私もおいしい日本酒の魅力に取り憑かれ、今でもほぼ毎日楽しませていただいています。
ちょうど最近ですね、海外で日本酒を造って売っている人、二人にお会いしてお話させていただきました。ニュージーランドとイギリスです。
お二人とも全く同じことをおっしゃっていました。日本酒は世界でも特に質の高いお酒である。しかし、その品質からして、あまりに安い価格設定がされている。特に海外では価格=品質という価値観があるので、安かろう悪かろうと捉えられてしまう。
なるほどそのとおりで、実際、イギリスの方は、1本(4合瓶)15万円で売っているとのこと。それが富裕層を中心によく売れるのだそうです。
ニュージーランドの方も、そこまでは高くないけれども、日本の標準価格の10倍でも売れるとのことでした。
たとえば、この「五人娘」。非常に個性的なお酒ですが、ぜったいに海外の方々にもウケますよ。これはうまくすれば15万円で売れます。つまり、100倍!。
もちろん日本人の酒好きとしては、爆安でこんなにいいお酒をいただけることは非常にうれしい。ですから、酒蔵さんは、国内用と海外用に別々の戦略を立ててみるといいでしょう。
個人的には、そういう企画、デザインもやってみたいところです。やりたいことばっかり(笑)。
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