ジャン・リュック・ポンティ(エレキ・ヴァイオリン)
先日、ELOのミック・カミンスキーを紹介しました。私にヴァイオリンを弾かせた張本人です。
それ次ぐ人はというと、ジャン・リュック・ポンティでしょうかね。ジャズ、フュージョン系のヴァイオリニスト。
ミック・カミンスキーと同様に、バーカス・ベリーの青いヴァイオリンを弾いていました。
やっぱり、あの青いヴァイオリンがカッコよかったんですね。結局私は手に入れることができませんでしたが。
さて、ポンティというと、先程書いたように、どうしてもフュージョンの印象が強い。それもややロック寄りの。たしかにそれで売れた部分があります。
たとえば、あの時代ですと、こんな感じ。1977年の曲「Mirage」を1982年の演奏でどうぞ。5弦ヴァイオリンの走りですね、この楽器は。
そんなポンティですが、実は、ステファン・グラッペリ流の、いわゆるフランス風ジプシー・ジャズ・ヴァイオリンが基礎となっています。
最近は、それなりの年齢になり、そのルーツに戻るような演奏を聴く機会が増えています。
その良い例が、天才ギタリスト、若かりし頃ジャコともバトったビレリ・ラグレーンとの共演です。まるで、ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリのような感じですよね。素晴らしい。
グラッペリの例を挙げるまでもなく、ヴァイオリンという楽器は、歳をとっても演奏しやすい楽器ですよね。ピアノや管楽器ではこうはいかないでしょう。
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