日本国憲法の奇跡
令和初の憲法記念日。令和の時代において、現行憲法がどのような評価をされるのか。はたして改憲はあるのか。
いろいろ思いを巡らせながら昼間からビールを飲んでいると、突然あの方から電話が。「あと7、8分で行きます!」。
近くにいらっしゃるとは思っていましたが、さすがに油断しておりました(笑)。
富士山にまつわるVIPお三人さんが我が家を訪問され、初対面の方もいらっしゃったにもかかわらず、最初から盛り上がる盛り上がる。
同じことを考えている人がいるんだなあ。タイミングでこうしてお会いすることになるんだなあ。感慨深い。
ということで、まあいろいろと日本の未来について語り合ったわけですが、当然憲法の話も出てまいりました。初めての方には、仲小路彰の話もさせていただきました。驚いていらっしゃいました。
言うまでもなく、憲法1条と9条(特に2項)は裏表の関係にあり、その成立事情や、その時の昭和天皇の考えを無視してまで、改憲論議をするのは無理があります。
ごく簡単に言えば、アメリカが日本に対して、天皇制を残す(天皇を生かす)代わりに、完全なる戦争放棄を約束させたというのが実情であり、そういう意味では、天皇の命と戦争放棄とは同価値ということになります。語弊と誤解はありましょうが、「命がけ」だったのです。
そう、命がけというなら、「命をかけて(奪われまでして)戦争を回避した」が言葉としては正解であり、「命を救われて戦争が回避された」というのは矛盾だとも言えます。しかし、そこが面白いところで、結果として、「命を奪われて戦争が回避された」、「命を救われて戦争になった」という因果関係を超えて、「いずれにせよ命が救われた」という奇跡が起きているのが、日本国憲法なのでした。
簡単に言えば、処刑もされず、戦争もなくなったわけですから、とりあえず当時の国民にとっては望外の喜びであってしかるべきです。たとえ、その奇跡がマッカーサーの個人的事情から生まれたものであったとしても。その後のマッカーサーの人生を考えれば、そこに神意が働いているのは間違いないでしょう。そういう意味では、たしかに日本は神の国だったのです。
クリスチャンだったマッカーサーは、きっと昭和天皇に復活したイエス・キリストの姿を見たことでしょう。面白いですね。
まあこんなことを改憲派のトップに直接言えるのはワタクシくらいのものでしょう(笑)。けんかにもならないし。
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