『仁光の受難』 庭月野議啓監督作品
19日はお寺の行事で、100人以上のお坊さんと一緒にいました。壮観でした。老師レベルの方も何人もいらっしゃっておりまして、すごい空間になっていました。私はエセ坊主ですので、さすがに居心地が…(笑)。しかし、あるお坊さんには、「先生が一番お坊さんらしいですよ」と言われました。どういう意味かな。
さて、そんな日にこんな映画を紹介するのはどうでしょうね。いや、けっこう「お坊さん」の本質的な部分に踏み込んだ名作だと思いますよ。面白かった!
「もてすぎる坊主仁光」…お坊さんに限らず、人間として最大の煩悩との戦い。これは人類の永遠のテーマですよね。ちなみに「もてすぎる先生」も大変ですよ(私ではありません)。
この映画の秀逸なところは、CGによる浮世絵、曼荼羅と実写が組み合わせているところですね。さらに語り手たるナレーションの割合が大きい。結果、中世説話絵巻的な雰囲気がうまい具合に醸し出されている。なるほど、この前のNHKによる「江戸川乱歩」もそうでしたが、実に日本的な「メディアミックス」になっていると感じました。
「いたしかたない」…これ、やっぱり男の最終兵器ですね。自爆兵器とも言えますが(笑)。
Amazon 仁光の受難
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