上野千鶴子のボケ祝辞
ボケ祝辞シリーズ(?)。
いや、これってボケですよね?
たけしさんが東大でこの祝辞を述べたら、それはそれで面白い!ということになる。
なんで、これが絶賛されたりするのでしょう。
いや、内容はいいのです。上野千鶴子さんのご著書も何冊も読んでいますし。この時代ですから、まあフェミニズムも認めましょう。
しかし、これは祝辞ですよ。祝辞。入学式の祝辞です。お祝いです。
だから、「ボケ」なんですよ。祝辞としてボケているわけです。
まあとにかく読んでみてください。
自説をとうとうと述べる場ではないでしょう。女子学生だけではないし、女子学生にしても様々な人がいる。男子学生にだってまともな人がいる。
これを東大らしいとするなら、私は憂えますね、東大を。
「場」というものがあります。その「場」をわきまえないのというのは、どうなんでしょうか。
昨日書いたように、たけしの祝辞は、その対象たる天皇陛下への理解と愛の賜物でした。はたして上野さんの祝辞は、その対象たる新入生への理解と愛に満ちていたでしょうか。
社会問題を解決してほしいという願いがこめられているのはわかりますが、ご自身の専門分野の話をこんもりと押し付けるのは、さすがにちょっと違うと思います。
こうして東大新入生以外の人たちの賛否両論を巻き起こすのが目的だとしたら、それは成功したかもしれませんが、それではますます「場」の「祝辞」ではありませんね。
現場で聴いていた方々、つまり新入生とその保護者の皆さんの正直な感想を知りたいところです。
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