« トロッコ問題 | トップページ | ノートルダム大聖堂のパイプオルガン »

2019.04.16

ノートルダム大聖堂大火災

Th_wor1904160008p1_5 ろしい光景です。神の怒りなのか。人類はただ絶望しておればよいのか。キリスト教文明の試練なのか。
 祈りの場が突如灰燼に帰すことはあります。その意味をどう捉えるかが、実は信仰者がその祈りの質を問われることになります。
 私の身近なあるところでも、聖域が突如火災に見舞われました。全焼。文化財も全て焼き尽くされた…しかし、ほんの一箇所だけ焼け残ったところがあり、そこから誰も知らなかった貴重な「書きもの」が出てきました。
 それはまさに「今」必要なものでした。火災という荒魂が発動しなければ、絶対に見つからなかったものです。ノートルダム大聖堂においても、きっとそのような「発現」があることでしょう。そこにはキリスト教文明、すなわち西洋文明の未来に関わる重要なヒントが隠されているはずです。
 このような荒魂が発動する時というのは、今回の火災のように人命は奪われないことがほとんどだと聞きました。
 神の、宇宙のスケールから言えば、それは小さな火であり、たしかに残念ではありますが、本質から離れて大事にしてきた「財産」から、私たちを強制的に解放する仕組であるとも考えられます。
 多くの人類が「本質」に気づくことを祈ります。

|

« トロッコ問題 | トップページ | ノートルダム大聖堂のパイプオルガン »

ニュース」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

歴史・宗教」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« トロッコ問題 | トップページ | ノートルダム大聖堂のパイプオルガン »