ノートルダム大聖堂のパイプオルガン
建物自体もそうですが、多くの文化財が失われる危機に瀕しているノートルダム大聖堂の火災。
音楽好きとしては、やはりあの巨大パイプオルガンのことが心配になります。
現地の友人によると、最悪の事態は避けられたとのこと。とはいえ、かなりのダメージがあることでしょう。
ノートルダム大聖堂のパイプオルガンは、18世紀に設置されて以来、何度も改良、増築、修復が重ねられ現在の姿になりました。いろいろな時代の技術の粋を集めた名器と言えます。
23歳で大聖堂のオルガニストになり、以来30年以上演奏を続けているオリヴィエ・ラトリーの即興演奏を聴いてみましょう。
ノートルダム大聖堂と言えば、西洋音楽の歴史そのものと言ってもいい存在ですね。ノートルダム楽派という音楽史上の分類があるくらいですから。ある意味、五線譜や和声、ポリフォニーからホモフォニーに至るまでの、現代西洋音楽の重要要素がここで実験され創造されたとも言えます。
特に聖堂の構造による独特の残響が音楽の創造や発展に影響したことは間違いないでしょう。
今回の火災では、焼失という最悪の事態は避けられたとのこと。聖堂自体はこれから再建されることでしょう(デジタルデータ化は済んでいた)。再建なり、オルガンも復活した折には、全く新しい音楽が生まれることになるのかもしれません。
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