令=命
昨日の続きになります。
「令」の文字についていろいろ書きましたが、世間では「命令」されるようでイヤだ!とか騒いでいる人もいるようです(苦笑)。
私個人としては「令」の字と「和」が同居していることに、ある種の感動を覚えます。
「和」については、このブログでいやというほど書いてきました。こちらからいろいろお読みください。
「令」についても本質的なことを書いておきましょう。
まず確認しておきたいのは「令」=「命」であるということ。よく見ればわかるとおり、「命」の中に「令」があります。「令」+「口(お皿)」が「命」です。
もともと「令」という漢字がありました。これは、礼帽をかぶって跪いて神意を聴く人の姿とも言われています。上の金文の文字を見ればわかりますね。
つまり、神のご意思を素直に受けいる様子であり、誰か人間に命令されているということではありません。
さらに丁寧になって、目の前に祝詞を受けるお皿を置いたのが「命」。「令」をさらに丁寧に謙虚にしたのが「命」というわけです。
その「命」が「いのち」の意味になったのは、さらに後のことで、すなわち私たちの「いのち」こそが天(神)から授かったものであると気づいてからのことです。
ですから、このたびの元号「令和」は、読み替えると「命和」となるわけであり、まったくもって素晴らしい元号であるということになります。少なくとも私はそのように直観いたしました。
「命令」という言葉も、そう考えますと、偉そうな上司や先輩や先生が用いるべきものではないということになりますね。あくまで、天命、使命という意味合いで使われるべきです。
まさに、令和の時代は、私たち人間が天から与えられた「命」に目覚め、他者の「命」をも重んじつつ、地球全体が「和」していく時代になっていくことでしょう。日本という国の大きな使命を感じる次第です。
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