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2019.04.09

農口尚彦研究所 山廃吟醸

Th_img_3775 送迎会のシーズン。昨日と今日、続けての飲み会。ぜいたくなお料理とお酒を楽しんでおります。
 今日はある料亭にて、憧れの酒に出会うことができました。
 そう、日本酒通なら誰でも知っているであろう伝説の杜氏、農口尚彦さんのお酒があったのです。伝説の、なんて失礼ですね。2015年に一度引退を宣言されましたが、プロレスラーよろしく(?)2年間の充電期間を経て復活されました。今年御年86。日本酒の神様です。
 「研究所」というところがいいですね。まるで飯伏幸太の「プロレス研究所」みたい(笑)。
 さて、そんな研究所の作品の中で、今日出会ったのは「山廃吟醸」。これがまたうまかった。農口さん、たしかに山廃が得意ですよね。山廃(山卸廃止酛)は、ある意味近代の産物ですが、逆にそれによってより深みのある醸造方法になっています。テクノロジーが人間の新たな可能性を拓いた一つの例ですね。
 この山廃吟醸も実に濃厚な味わいです。しかし、不思議と柔らかい軽みのようなものもあり、アルコール度の高さを感じさせない喉越しの爽やかさがあります。
 これはもしかすると案外洋食にも合うかもしれない。原酒のような味わいだけれども、他の味覚にはあまり影響を与えない。そんな感じがしました。
 研究所の他のお酒もいただきたいと思います。それほど高くないですしね。ボトルのデザインも秀逸でした。

農口尚彦研究所

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