« 『ストロング本能』 青木真也 (KADOKAWA) | トップページ | 令=命 »

2019.04.01

令和

Th_as20190401004285_comm 元号が発表になりました。「令和」。おお、なるほど、こうきたか。
 万葉集からの引用ということですが、ラ行音で始まる和語はないので、ある意味とっても中国的だと感じました。
 調べてみると、ラ行音(R)で始まる元号は今回で四つめ。
 平安時代の「霊亀」、鎌倉時代の「暦仁」、南北朝時代の北朝「暦応」、そして「令和」です。
 なんとなく新しい感じがするのは、ラ行音で始まっているからだと思います。先ほど書いたように、大和言葉においては、ラ行音が語頭に来ることはありません。ラッパもリンゴも全て外来語です。
 外来語はすなわち新しい文化。また往時においては、半島や大陸は尊敬すべき存在でしたから、ラ行音にはどこか神聖な感じもあった。
 尊敬、自発、受身、可能を表す助動詞「る・らる」がラ行音なのも偶然ではありません。自分の力の及ばない感じを表す助動詞ですから。
 さて、別の日本語的興味としては、アクセントの問題がありますね。「昭和」もそうでしたが、頭高アクセントなのか平板アクセントなのか。
 これはおそらく慣れてくると平板化して落ち着くと思います。これも日本語のクセです。頭高はエネルギーを要しますから、楽な発音に移行していくんですよね。
 それから長音の問題もある。「れいわ」なのか「れーわ」なのかということですね。これも楽に発音できる「れーわ」に収束していくでしょう。
 また、漢字の問題もあります。ご存知のとおり、「令」いう字は、書体によって最後の画が縦棒なのか(そしてはねるのか)、右下に向かう点なのかという違いがあります。これはどちらも許された字体なのですが、これも楽な方、すなわち「マ」で終わる方が一般的になるでしょうね。
 そして、元号が私たちの生活になじんでいくわけです。
 続きはまた明日。

|

« 『ストロング本能』 青木真也 (KADOKAWA) | トップページ | 令=命 »

ニュース」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

文学・言語」カテゴリの記事

歴史・宗教」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 『ストロング本能』 青木真也 (KADOKAWA) | トップページ | 令=命 »