ハーブ・アルパート 『RISE』
急に忙しくなっておりますので、またまた懐かしい名曲を。今日は洋楽。インストゥルメンタル。
とは言え、なんと1979年のビルボード一般チャートで10月20日と27日の2週連続の1位を果たすという、考えられない大ヒットになった曲です。
この曲が入っているアルバム「RISE」、中学3年生の時に買いまして聴きまくりました。その年はこのアルバムとマイケル・ジャクソンの「オフ・ザ・ウォール」をよくかけてました。
というのは、当時私はスピーカーの自作に凝ってまして、とにかくいかにして低音を出すかということに熱中しておりました。大口径のユニットは買えなかったので、もともと家にあった「ステレオ」のスピーカーをバスレフ仕様に改造しておりました。なんだか訳も分からず計算式に数字を代入して設計図を書いてましたね。
で、このアルバムとオフ・ザ・ウォールは、ディスコブームもあって低音が充実していましたから、スピーカーのテスト音源としては最高だったわけです。
ハーブ・アルパートはA&Mの創設者の一人。AはアルパートのAです。当時A&Mは日本ではアルファレコードが契約していましたから、私の持っているアナログLPはもちろんアルファレコードが発売元です。何度も書いていますが、アルファレコード創設者の一人川添象郎さんのお父さん、キャンティのパパ川添浩史(紫郎)さんは、仲小路彰の弟子というか親友というか実働隊というか、とにかく非常に近い存在でした。象郎さんももちろん仲小路とは面識がありましたし、アルファレコードのミュージシャンたちは皆、キャンティで未来学原論を紹介され読んでいたようです。
もちろん私はそんなことも知らず、こうしてハーブ・アルパートやらYMOやらユーミンやらカシオペアやらを聴いていたわけですね。
それらに共通しているのは、やはり「未来」ではないでしょうか。当時はそれが「都会的」だと思いましたが、言葉を変えれば近未来的ということになるでしょう。つまり21世紀。
実際、久しぶりにこのアルバムも聴いてみましたが、今でも全く古臭くない。それどころか新しい。驚きです。
ちなみにYMOのあの1980年のロサンゼルス、チャップリン・メモリアル・スタジオでのライブで、彼らを紹介したのはハーブ・アルパートでした。
いやはや、すごい時代。アルファレコード恐るべしですねえ。せっかくですからアルバム全体も聴いてみてください。かっこいいですよ!最後のアランフェスは圧巻ですな。
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