「逃げ恥」の原理
思いっきり時代遅れな話ですみません(笑)。
実はあのドラマ観てないんですよ。原作の漫画も読んだことがない。昨日、老師さまとお話していて、なんと「逃げ恥」の話が出ました。私の観ていないあのドラマをなんとご覧になったのだとか(たまたま一部を観たとのこと)。
しかし、ただ観ただけでは終わらないのが、さすが老師さま。そこからいろいろな深い人生論につながっていきました。あの「逃げるは恥だが役に立つ」ということわざのルーツであるハンガリーにまで行かれて、その奥深い御法話をなさってきたのだとか。さすがです。
さて、その御法話の内容はここでは控えるとしまして(著作権の関係?)、ハンガリーのことわざとしての「逃げ恥」について書きましょう。
ハンガリーと言えば「ジプシー」ですよね。まさに「逃げる(走る)」というのは、ジプシーの本質を示す動詞です。ハンガリーは「ハン」は「フン族」の「Hun」でもあり、マジャールは「モンゴル」とも同源とされています。フン族も一説では匈奴であるとも言われています。フィンランドの「フィン」も同系の言葉ですよね。
すなわち、彼らはアジア系の遊牧民といいますか、コーカソイドとモンゴロイドの混血とも言えると思います。いわばゲルマン民族らに追われて、移動せざるを得なかった民族ですね。
この前演奏したバッハのカンタータ18番には、トルコに対する恐怖と嫌悪が露骨に表現されていました。バッハのルーツはハンガリーなのに(笑)。
面白いのは、フン族の末裔や血脈と言われる民族の言語の多くが、膠着語であり、また開音節構造であり、語順も日本語流です。
日本も極東という、それこそ逃げて逃げて背水のところまで来てしまった民族ですからね。やはり同系の民族である可能性は十分あります。ですから、「逃げるは恥だが役に立つ」がヒットしてもおかしくありません。
追いやった民族の原理(一神教的な原理)と、追いやられた民族の原理とは大違いで当然です。「逃げる」とは「戦わない」ということでもありますし、自我や財産にこだわらないということでもあります。それは非常に仏教的であるとも言えますね。
なんだかまとまらない話になってしまいましたが…さて、21世紀、22世紀の価値観はどちらになるのでしょう。逆転なるのか。老師さまともそんな話をいたしました。
二月は逃げていく。本当にそうですね。今日は高校の卒業式でした。明日から三月です。三月も去るのがはやいのでしょうね。
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