北海道地震は人災か?
北海道でまた大きな地震がありました。被害が小さいことを願います。
この地震について、鳩山由紀夫元総理がこんなツイートをしました。
先ほど北海道厚真町の地震は苫小牧での炭酸ガスの地中貯留実験CCSによるものではないかと書いたばかりの本日、再び厚真町を震源とする震度6の地震が起きてしまった。被災された方々にお見舞いを申し上げると同時に、本来地震に殆ど見舞われなかった地域だけに、CCSによる人災と呼ばざるを得ない。
たしかに寸前にこんなツイートをしていますね。
先日昨年の北海道厚真町地震が高圧でCO2を地下に貯蔵するCCSにより人工的に引き起こされたのではないかと書いた。実際、北大の研究者が5年前にその可能性があるとする論文を発表していた。日本では地震の影響を考慮するとCCSは非現実とも述べている。政府は決して認めないだろうがCCSは再考すべきだ。
ここでの「先日」のツイート内容は以下のとおり。
CCSの実験は最初長岡で行われたが、中越地震、中越沖地震と続き長岡での実験は中止となった。その後、いわき市沖と苫小牧沖でCCSの実証実験が続けられたが、ご案内の通り東日本大地震と北海道地震が起きている。これらの巨大地震とCCS実験が無関係と言い切れるのか。少なくとも徹底検証が必要だ。
私は、この鳩山説を完全に否定しようとは思いません。CCSが地震発生のトリガーになった可能性はあるでしょう。
しかし、だからこそ別の視点もあることを忘れてはいけません。すなわち、人工的に地震を早期に発生させ、その規模を小さくする、つまり地震を小出しにして巨大地震を防ぐという考え方です。
地震を発生させる歪みは、基本的には時間の経過とともに蓄積されていきます。ですから、ためこめばためこむほど、発生時期が遅くなればなるほど、その規模は大きくなります。
ですから、その発生時期を意図的に早めるのが減災につながるという考え方があります。いまだその技術は確立したとは言えませんが、理論的には十分可能となっています。
CCSはその目的で実験されているわけではありませんが、同様に地下に何かを充填したり、あるいは地下構造を人工的に破壊して、大難を小難にしようという研究は実際進んでいます。
それこそ不謹慎と言われかねませんが、考え方によっては、今回の地震も「小出し」の一つとなった可能性が高いのです。
難しいですね。自然をコントロールするのは。
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