バッハ 『カンタータ18番』
今日は久しぶりに、杉並の本郷協会でバッハのカンタータを演奏しました。
ピンチヒッターでの急遽参戦でしたが、かつてよく一緒に演奏した音楽仲間との再会とともに、あいかわらずの淡野太郎さんのお見事な解釈と解説によって、自分自身も大変勉強になりました。
写真は長女が撮った「空気を読まず5弦ヴィオラを調弦中の異教徒」です。そう、長女の大学からすぐ近くなんですよね。長女もキリスト教系の女子大で勉強しているので、ようやくこういう世界に興味を持ったようです。珍しく私の演奏会に来てくれた。
今回演奏したのは、カンタータ18番「天より雨くだり雪おちるがごとく」。それもリコーダーを加えたいわゆるライプツィヒ版でした。
YouTubeに桜田亮さんの名唱がありましたので、ぜひご覧ください。
それから淡野さんの解説が抜群なのでシェアします。ぜひお読みください。
この解説にありますとおり、なんと言ってもこの曲の特徴はヴァイオリンのパートがなく、そのかわりにヴィオラ4挺という変則的な編成です。
4という数字に対するこだわりがかなり強いわけですが、私は全く不勉強のKYでして、5弦のヴィオラを持っていってしまいました(笑)。なるほど、弦4本のヴィオラが4本というのが狙いだったわけですね。
ま、私はキリスト教会には不似合いな坊主頭に左手首に数珠を巻いた出で立ちでしたから、ちょっとした異教徒が混ざっていたという感じでしょうか(失礼いたしました)。
しかし、こうして教会暦に従って毎月のように、カンタータや受難曲などがしっかり演奏されているというのはすごいことですね。ヨーロッパでもそういう習慣はどんどん減っていると聞いていますから、この地理的にも歴史的にも遠く離れた現代日本で、こうしてオリジナルに近い形で演奏されていることに対して、どうでしょう、バッハ自身も霊界から感慨深く聞き入っているのかもしれませんね。
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