大月駅は「恐怖」なのか…?
センターネタはまた明日以降ということで、今日は臨時ニュース(?)。
今日ネットニュースで、中央線ユーザーの恐怖 「深夜の『大月行』で終点まで行ってしまったら」をプチ体験 大月駅には何がある?という記事を見つけました。文春ですな。
おおっ、わかるわかる。その電車で大月まで帰って来た(行ったではなくて帰って来たというところが山梨県民)ことがあるワタクシとしては、ある意味よくわかるのです。
ちなみに私は大月駅に降り立ったのち、近くに停めてあった自分の車で富士山まで帰ってきたのですが、たしかに真っ暗な大月駅に取り残されたら…恐怖といえば恐怖でしょう。
特に東京の方が乗り過ごして(寝過ごして)大月で目覚めたら、それはそれは怖いでしょう。あんまりにも真っ暗ですから。ものすごく山が迫っていますからね、星も真上を向かないと見えない。
今、ウチの娘は吉祥寺に住んでいるんですが、中央線で山梨まで帰ってくる時、たしかにこの記事にあるとおり、高尾を過ぎてトンネルに入った瞬間から、まるで別次元にに迷い込んでしまったかのような非現実感、ある種の恐怖、寂しさ、切なさを感じるそうです。わかる(ちなみに我が家ではそういう感情や、そういう感情を催させる風景などのことを「バヤーン」と表現します)。
その終着駅が大月。大月とはビッグなムーンということではなく、「大きなつきあたり」という意味だと思われます。そう、実はそこから先(西)にはこれまた難所である笹子峠が行く手を遮る形でそびえ立っているのでした。
かといって、南に向かう、すなわち富士みちで富士山に向かうのもまた酷。標高は上がる一方ですし、それこそ「生黄泉(なまよみ)」の国へ向かう天国の(地獄の?)階段であります。
後戻りもできない。まああと4時間ほど我慢すれば、東京方面行きの始発電車が走りますけどね。その4時間が恐ろしすぎる。
泊まる宿はありますが、もしお金がなかったら、あるいは満室だったら、それが真冬だったら…考えるだけでも恐ろしい。たしかに冗談でなく死が迫ってきます。
しかし!しかしですね、アンビリーバボーな朗報です!?
なんとなんと、その大月駅の北側に506室の東横インができるんですよ!夢じゃないっす。本当です(こちら参照)。
てか、逆に怖いかも。なんで、あの大月に突然巨大ホテルが?
おそらくインバウンド目当てでしょう。海外の日本旅行ガイドブックではけっこう大月駅が紹介されているとの噂も。富士急行線に乗る前に駅前に降り立つ外国人が多いのはたしかです。
しかし、現状ではそんなに泊まる人はいないような気がしますが、たぶんこれを機に大月を外国人の宿泊場所として定着させようという意志があるのでしょう。ちなみに河口湖畔にも巨大な東横インが2棟建設中であります。
というわけで、寝過ごしてしまった東京人の皆さん、これからは都会的な東横インでゆっくりお休みいただけます。どうぞご安心ください。500人寝過ごしても大丈夫です(笑)。
というか、それ以前に大月はとってもいいところです。この前の日曜日もふらっと車で山あいを散歩いたしました。自然も豊富、文化も豊か。東京まで特急なら1時間。富士山まで高速で30分。考え方によっては最高のベッドタウンですよね。始発に乗れば確実に座って通勤できますし。
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