地球内部に微生物の巨大生物圏
興味深いニュース。地下生物圏についての研究はここ30年くらいのことです。人間中心の科学では、なかなかこういう発想がなかったんですよね。
過酷な環境…私たちにとってはそうでしょう。しかし、彼らにとっては、気象変動が激しく、紫外線やら放射線の降り注ぐような地上の環境の方がずっと過酷かもしれません。さらに人間が環境を破壊し、さらに戦争まで起こすとなると。
地下生物の中には千年以上の寿命を持つものもいるらしい。ある意味安定した環境なのでしょう。
もしかすると、もともと地下に生まれた生物が海洋に出て、そして陸に上がったのかもしれない。あるいは間違って出てしまったのかもしれない。そして過酷な環境で生き抜くために知能が発達したのかもしれない。
そう考えると、私たち人間は最悪な負け組であるとも言えそうです。それを基準に考えて、まるで逆さまな発想で進化を唱えたわけです。
最も古い生物圏を、最も遅く見つけたわけですね。また違った視点から見ますと、稲垣先生もおっしゃっているとおり、これこそ地球外生命の可能性につながると言えます。今までは地球人目線で、あの惑星は暑すぎるとか、寒すぎるとか、酸素がないとか、そんなことで地球外生物を否定してきた人たちもいますよね。
そうそう、ウチのカミさんは地底人を自称(他称)していて、ワタクシは宇宙人を自称(他称)しているのですけれど、結局地底人の方が宇宙人より偉いということになりますよね(笑)。やばい。逆転してしまった。
ある惑星にいられなくなって宇宙に飛び出してしまった宇宙人こそ、最悪の負け組ということですから(苦笑)。
話を戻しまして、この地下生物圏の炭素量は膨大だそうです。もしかするとほとんど無尽蔵の化石燃料(と思われていたもの)は、この生物圏が生み出しているのかもしれませんね。
なんとなくの予想ですが、さらに深いところでは、高温高圧と生命のおかげで、私たちの知らない次元での核融合のようなことが起きているような気がします。まさに灯台下暗し。自分たちの足下にとんでもない未知のエネルギー源があったりして。
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