『サマータイムマシン・ブルース』 本広克行監督作品
昨日、ホームシアターにてカメラを止めるな!を家族で観ました。私は3回目。次女は2回目。家内は初めてです。
う〜ん、やっぱり面白かった。好きだなあ、ああいうの。回収系とでも言いましょうか。
で、回収系の名作と言えばこれでしょう。今日次女と鑑賞。これもまた面白かった。
そう、カメ止めもこのサマータイムマシン・ブルースも、もともとは舞台作品だったんですよね。私や娘は、どうも舞台系、演劇系の映画が好きなようです。というか、基本舞台が好きなんでしょうね。
学生、夏休み、タイムマシン…いかにもなテーマが揃っていますが、いかにもになりそうでならない、でもやっぱり後味は青春の甘酸っぱさみたいなところがいいですね。
時間の本質、私のよく言っている「時間の流れ」の話にも通じる哲学的な部分も実はあります。そう、タイムマシン系の物語が世界中で好まれるのはですね、やっぱり過去も未来もこの現在に内在しているからでしょう。
私は「時間」という概念というか感覚というのは、生命だけに後天的に与えられたものだと思っています。逆にいうと、時間こそが生命。そのあたりについては、今月末に出るある雑誌に載る私のインタビューでも触れています。
最近では科学の世界でも言われていますよね。この一点に全ての過去・未来が含まれている。それも多層的に無限の可能性として存在すると。
それを整理して認知するために、生命には「時間」の感覚が与えられたというか、生命が発明したというか、そういうことです。神様が与えてくれたのかな。非生命にとっては、常に一点でしかないわけですから。
というわけで、この作品、もちろん単純なエンタメとしてもよくできています。いろいろな劇団が上演していることからもわかります。私も舞台で観てみたい。いや、生徒たちにやらせてもいいかもしれませんね。
Amazonのプライム・ビデオで観れますし、YouTubeでも検索すれば、映画の全編を観ることができますよ。探してみて下さい。
Amazon サマータイムマシン・ブルース
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