『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 松岡錠司監督作品
今日はこの映画に出演しているある女優さんのお宅で楽しいひとときを送りました。たまたま、そのあと地元の民放でこの映画が放映されたのでびっくり。
今年は樹木希林さんがお亡くなりになりましたね。この映画でガンで亡くなるオカン役を演じられているのもなんとも言えません。
この映画は言うまでもなくリリー・フランキーさんの自叙伝的小説が原作です。私も同世代人として懐かしい風景を共有させていただきました。
ところで、この映画と樹木希林さんといえば、日本アカデミー賞総ナメ事件がありますよね。「この結果はおかしい。組織票なのでは」「自分だったら違う映画を選ぶ」「監督に殺意すら感じた」…こんな過激な発言も、女優としてプロ意識、映画愛の表れだったと思います。
たしかに、原作の明るさがほとんどなく、最初から最後までしんみりとしているのは私もどうかと思いました。しかし、一方で、映画は映画、原作とは別の芸術作品だと考えることもできましょう。
単独で映画として評価するなら、樹木希林さんの演技も含めてそれなりの逸品だと言えます。
今日お会いした女優さんも樹木希林さんを心から尊敬しておられました。あらためてご冥福をお祈りいたします。
Amazon 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 『RRR』再び!(2023.03.14)
- 大川隆法(霊) vs 上祐史浩 vs 長井秀和(2023.03.10)
- 『おそ松さん(実写映画版)』英勉監督・Snow Man主演作品(2023.03.08)
- 『TENET』 クリストファー・ノーラン脚本・監督作品(2023.03.07)
- 表現者 ちあきなおみ〜ジャンルを超えた魅惑の歌声(2023.03.04)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 『禅語を生きる』 山川宗玄 (春秋社)(2023.03.01)
- 仲小路彰 『昭和史の批判史』より「二・二六事件の本質」(後半)(2023.02.28)
- 仲小路彰 『昭和史の批判史』より「二・二六事件の本質」(前半)(2023.02.27)
- 仲小路彰 『昭和史の批判史』より「二・二六事件」(2023.02.26)
- 臨時特別号「日刊ニャンダイ2023」(2023.02.22)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 劇的サヨナラ!WBC準決勝(2023.03.21)
- 上野公園にて花見(2023.03.20)
- 「温故知新」再び(2023.03.16)
- 『RRR』再び!(2023.03.14)
- 中西圭三 『Choo Choo TRAIN』(2023.03.09)
コメント