観世寿夫 『俊寛』
昨日紹介した御本の中で、野村四郎師も山本東次郎師もともに「すごかった」と語っているのが観世寿夫さん。天才をもってして天才と言わしめる天才。
近代能中興の祖と言っていいかもしれない。伝統を重んじつつ、能の幽玄なる世界を論理的に言語化した。
西洋の科学や芸術、美学にも通じていたという意味では、まさに近代的であり、世阿弥さえ実現しえなかった世界を構築したと言えます。
文章がまたうまいんですよね。以前、こちらで記事にしました観世寿夫の舞台の動画がありましたので紹介します。
「俊寛」です。もう説明の必要はないでしょう。おそるべしです。
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